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2006/09/22

サイレント・サイレント・六本木ヒルズ

先日六本木ヒルズに登頂してきました。観光で上ってきた母と共に、ハトバスツアーで。

ええ、六本木ヒルズ。以前より疑問に思っていたことがありました。

何故、天を衝くような高層建築物であるのに、何故ヒルズなのか。あんな雄雄しく垂直に立ち上がっているのに、なだらかな丘なのか。解せぬ。

、と。そりゃあ、不肖、大学と東池袋より南に下ることは滅多にないっすから、其処のところの意識が疎いのでしょう。都内に住みながら、「渋谷? 銀座? 品川? どこの異国ですか?」、と独りごちたり。己の縁のある場所は、馬を鍛練する所か(ヒント→練○区)、馬を乗り回す場所(ヒント→高田○場)ですから。多分、似非モンゴロイド系なので、オシャレ族の結界を潜れないのです。ジンギスカン・キャラメル。

んで、飯を食った後の展望台。地上52F。絶景。
ビル街自体、正直歩いていると居心地が悪くなり得意ではないのだけれど、高い所から見下ろしてみれば、非常に気分が良いものであります。
やはり、地上52F。絶叫。
薄灯りの展望台、己の周囲をよく見渡してみるとつがい、のみ。非常に胃が痛いものであります。嗚呼。肉体を、地上52Fに取り残して、心は――

「僕、高い所に上ると、その場所から重力に従って自分が落ちていく場面を想像するんですよね・・・・」

そのような、俯瞰風景的テンション。ただでさえ、ハトバスツアーの参加者の方々とは世代も性別も激しく異なるのに、このマイノリティー。もう、こうなってしまったら、望遠鏡で遊ぶしか残された道はなかったのだ、あの時の己には。制限時間が切れれば、脇目も振らずコインを投入しコンテニューを繰り返す、地上52Fの孤高星。後悔など、無い。

機械の目を向けた先、街灯のネオンの群れから外れた場所は、宵闇が落ち窪み漆黒が留まっていた。光が強ければ強いほどに、残る暗がりは濃密なのであった。でもホラ、北北西の夜闇の中に見えるのが、地上60Fの僕らの希望の太陽光だよ!嗚呼・・・・・・!

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ツアーが終わり、土産に貰ったハトサブレは心なしか露に濡れていた・・・・・ジンギスカン・キャラメルは萌えないゴミへ投げ入れられていた・・・・・・

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