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2010/07/16

ストライプ・SAN

 パンツとは何か。何故人は秘部を隠そうとするのであろうか。
非常に哲学的にも人類学的にも深い問いだが、ふと日常に於いてその問いが、他でもない私に問いかけてくる。
 そう、隠されていたものが開示される瞬間に。チラリと私の心に入ってくる。

・最近パンツを見ることが多い。こう書くと、深夜放送のミリタリー魔女アニメを連想するかもしれないが、そうではない。紛れも無い三次元。一応、二次元と三次元の区別は付いている。
 実際、カルチャーショックを受けている。こんなにも自分の日常に開かれているパンツ。パンツを見せるということも一つの文化の可能性であり得ることを思い知らされた。

…男のパンツだけどな。

・今年の四月辺りから、パンツ遭遇率が高い。
それもその筈、アパートの自分の部屋のお隣のお隣さんが廊下に物干し機材を置いてパンツを干しているからだ。隠すとか隠さないとかそういうレベルではなくて、もはや日常の風景。
 毎日、朝出かける時に自分の部屋の施錠をして、すぐ横を見ると色取り取りのパンツが咲き乱れている。紺と茶のストライプ、グレーのボクサートランクス、ピンクのミッキーマウス
 なんという自己主張。なんという存在感。なんという無防備。
取ろうと思えば、駅に設置されてるR25などのフリーペーパーを取るように、何気なくパンツを持ち去っていけるだろう。そんなことしないけど。
 非日常は覗き込むものではなく、自分が覗き込まれるものなのだ。
その隣人は俺の知らない宇宙に住んでいるのだろうか。戦慄する。

お願いですから、ベランダで、干してください。

・更に戦慄する事態は続く。
先日、深夜に喉が渇いたので自販機にジュースを買いにいった際、それに遭遇してしまった。部屋から出て横を見ると、恐らく隣人と思われる男が廊下の壁に寄りかかって携帯で通話していた。何気ない光景である。ズボンをはいてないという事態を除いては。
我が目を疑ったが、じろじろ人の下半身を眺めるのも無礼だと思ったので、脳内で短パンということにしておいた。
 ジュースを買って戻ってきても、相変わらずその人は下半身オープンだった。
「なんでモロパンツなんですか?」
 と尋ねたい衝動に駆られたが、もし尋ねてしまったら、平穏で居心地のよい日常が終わってしまうような気がして俺は見て見ぬふりを決め込んだ。これでいいんだ。これが大人の世界なんだ。もし秘密を知ってしまったら、日常には戻ってこれない。
秘密は薄い布きれであるパンツが秘部を隔てるように、捲ってしまえば否応なく現れる。
ちなみにグレーと黒のしましまストライプ。シマぱん大好き。

・もう自分の住んでいるアパートは、別世界の倫理が動いているのかもしれない。
一応、女性もアパートに住んでいるので、その隣人がいつ猥褻物陳列罪で訴えられてもおかしくないのであるが、何故かそんな話も耳に入ってこない。

・今自分はアンダーウェアに対して実存的危機にあるので、ブログ右のプロフィール上にあるようなオブジェクトを作ることで平静を保っている。あえてその解釈意味は語らないが、そこに下着に関わる存在理由の問いが提起されているのだと思う。パンツ、それは全宇宙であり、同時に私という存在に宿る最高原理…

(ノンフィクションです。ストパンの観過ぎじゃありません。サーニャちゃんまじリーリャ。
しかし、正気と狂気は区別がつかないものエイラとサーニャでてけりり。もしも自分が音信を絶ったその時は、この記事を削除して欲しい。いあいあ。僕は狂ってなんかいない   )

・今日も一日が始まる。

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