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2011/04/15

哭けるまどかカップリング

 最終回も間近に迫り、まどか☆マギカ界隈で様々なカップリングの議論が繰り広げられている昨今、自分はどのカップリングなんだろうとふと考えてみた。すると、不思議とあまりピンとくるカップリングが無いことに気づいた。いや、強いて挙げるなら“マミまど”なんだけれども何か心に引っかかるようでハッキリしない。個人的には全力でブヒィィィィィと鳴きたいと所だが、鳴けないなんとも心苦しい状態なのだ。この胸のモヤモヤ感、思春期以来だ。そんな中、

沙耶が可愛すぎて生きるのが辛い

の記事を読んで、ようやく自分の本当の気持ちと向き合えました。
僕は、“QBまど”のカップリングが好き、です……  えへ

以下弁明、ニトロ作品ネタバレ有り。

 

 上記の記事を読んで、気付いたのは自分は沙耶には萌えれない、ということだった。確かに沙耶は可愛い。白ワンピース可愛い。カニバ可愛い。ニトロプラス三大ペロペロしたいヒロインの一角であることは間違いない。(モーラ、ルイリー、沙耶)
   しかし、それは愛ではない。何故か。それは沙耶の背後に透けて見えるクトゥルフ的な巨大で異質な存在の前に立ち竦むからだ。

 沙耶の唄は、キャッチコピーにもあるように純愛をテーマにしている。異質な者同士が、種の壁を乗り越えて結ばれるのは確かに感動的だろう。だけど、一方で沙耶の本体であり母体である侵略者が、あくまでフミノリと沙耶の恋愛を手段としてしか見ていない所が同時に示されていてとてつもなく戦慄する。
 沙耶はあくまで人類を侵食し、世界を乗っ取る為の足掛かりとして人間の精神を模倣して構成された擬似人格でしかない。どんなに二人が深く愛し合っていたとしても、当の侵略者本体から見れば世界を滅ぼし乗っ取るまでの茶番でしかない、そのことが徹底的に虚無的で救いが無い。だから、ブヒる前に恐怖する。それでも構わない、沙耶ブヒィィィと言えるだけの裁量が自分にはなかったものだから、初プレイの時は井戸魔神エンドだった。ここで開花ENDに行くか行かないかは人に依るだろう。

                                                          

 似たような構図は沙耶の唄以外の虚淵脚本でも多々見られる。

 例えば、鬼哭街。一見、武侠物の復讐劇のようで結局キモ妹であるルイリーが兄さまの心を手に入れる為に画策した茶番でしかなかった。ルイリーに愛され、永遠に幸せな夢を見続けるEDは沙耶の唄の開花ENDと双璧を成す。落ちてくる花びらを空宙で七度突くという超人的な絶技が使える達人であろうと、倫理を超えた妹の愛の前では全く無力だった。

 殺戮のジャンゴでは、革命と西部劇の熱い世界である惑星スィートウォーターの外側で銀河連盟の植民地主義が冷ややかに見つめていた。スィートウォーターの人民を人と思わない銀河連盟の星人達の価値観そして圧倒的な科学力に目を転じた途端、イライザ達の革命劇はまるで作り物めいた茶番に変わってしまう。

 そして、まどか☆マギカでは、QBという宇宙淫獣がエネルギーを搾取するという理由だけで、少女達に“魔法少女”という茶番を演じさせる。どんなに彼女たちが苦しみ戦い絶望しようとも、QBにとってそれはエネルギーを調達する為の手段でしかない。もうここまで来ると怒りを超えて呆然とするしかない。ただ、価値観の隔たった次元違いの存在に畏れおののくしかない。まだ、QBが悪魔の方が救いはあった。悪魔なら対話出来るのだから。
 どんなに希望や友情・愛を妄想しても、QBの尻尾が視界の端にチラついてしまう。いつこの幸せな夢が醒めてしまうのだろうと気が気でならない

                                                          

 そのような理由で、カップリングを妄想してキャッキャッウフフクンカクンカブヒィィィしようとしても、背後の人間を超えた異質なQBの存在の前に立ち竦んでブヒれない。むしろウヒィィィィィィィと哭く。だからこそ、QBに恐れおののく悲痛なまどかの姿に深く共感せざるを得ない。ああ、QB、まどか、

好きや。

 そして、反動でISにブヒる。ブヒらざるを得ない。なんかここ近年で更に調教されたように感じるのだけど、ブラックラビッ党である僕は考えるのをいつしか止め、僕の目は光を灯していなかっt

                                                          

※余談であるが、先日友人達とパセラにカラオケに行った際、ニトロプラスとコラボ企画をやっていた。曲にPVとしてオープニングムービーが流れたのを見て、ウーロン茶吹いた。仮にもエロゲの曲をPV付きで歌えるなんて夢のようだ、いやいろんな意味で悪夢かもしれない…
 その中で何故か沙耶の唄のPVがなかった。ファントム・ヴェドゴニアは勿論、塵骸魔京も月光のカルネヴァーレも殺戮のジャンゴも、そして天使ノ二挺拳銃さえもあったというのに…!
 しかし、よく考えたら沙耶の唄は発売前は正統派純愛ADVを謳っていて、肉塊をひたすらフォトショでフィルタ掛けたみたいなムービーしか販促で扱っていなかったことに気付いた。やっぱりそれだけ沙耶の唄のサプライズな悪ふざけは今更ながら徹底して凄かったんだなあ、としみじみと思った。

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コメント

ブヒってる場合じゃない、ウヒるんだ!

そうそう、虚淵作品からこの度、
「ゴーカイジャー ゴセイジャー 199スーパーヒーロー大決戦」
に出演が決まりました。

ブラジラ・・・ルイリー
ヨゴシマクリタイン・・・沙耶
ダゴン・・・リァノーン

黒十字王・・・キュゥべえ

乞うご期待。

投稿: オルタフォース | 2011/05/09 00:05

成程、スーパー戦隊物はオーレンジャー以降観ていない為、詳細はよく分からないですが、敵役にこの配役、地球がいくつあっても足らないことだけは分かりました。

ウヒィ!

投稿: ネ右 | 2011/05/09 00:44

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