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2011/06/23

Whiteちょこっとファンディスク & サナララ レビュー

-それは誰にでも起こるかもしれない少し不思議な物語り…

 Whiteのファンディスクとして通販されたちょこっとファンディスクと2005年発売のサナララをクリアしたので、軽くレビュー。

                                                  

・Whiteちょこっとファンディスク

 こちらは通販限定発売の商品の上、更にファンディスクということもあってレビューしてもしょうがないような気がしないでもないけれども、一応記しておこう。

 内容は、マリカ・ブリジットアフター、ほたるルート、カナンサブストーリーと、おまけHが三本入っている。ファンディスクということなので、必ずしも本編をクリアした人がやる必要はないとは思うが、このちょこっとファンディスクに於いては本編では未消化の部分が多く語られており、本編に満足できなかった人はプレイを是非推奨したい。実際、マリカ・ブリジットアフターとほたるルートはWhite本編に入っていてもおかしくないもので、White本編+ファンディスクでこの話は綺麗に完結する。まさに二つ揃ってWhite完全版。何故最初からこれを入れなかったという感もある。しかし、Whiteで何かビビッと感じ取ったがいまいち楽しめなかった人はプレイすると胸のつっかえが取れるかもしれない。

総評 △65点(White本編と併せると○75点) 

                                                  

・サナララ

 サナララは、2005年発売で原画をうめ先生の生き別れの双子の姉である藤宮アプリが担当したことで話題を集めた作品である。うmじゃなくてアプリ先生の描くほんわかとしたキャラクターと心温まるストーリーを楽しめる良作である。

 攻略対象は4人、というより章立てのオムニバスとなっている。大体一人2時間辺りでオールコンプ8時間程度の短編集といった感じである。ミドルプライスでコストパフォーマンスが非常に高い。ちょっと5人も6人も十何時間かけて攻略する暇がない、手っ取り早くクリアしたいという人には非常にオススメである。また、章毎に担当ライターが違うのだけれど、作品全体から見るとしっかり足並みが揃っているので安心してプレイ出来る。ミドルプライスエロゲーの中では間違いなく傑作の部類だろう。

総評 ◎84点

以下、雑感。ネタばれ注意。クリア済みの人、プレイする気のない人、チュパカブラが好きな人のみ閲覧推奨。

                                                  

                                                  

・White完結編

 さて、Whiteファンディスクだけれども実の所、ヨスガ騒動の穴埋めに用意されたほたるシナリオについては個人的にそこまで語ることがないように思う。あの一連の騒動はスキャンダラスにまくし立てられた感が否めないので、実際のシナリオの内容はそこまで突飛なものではない。健全な血縁関係が好きならばより楽しめる良シナリオだろう。

 Whiteファンディスクでは自分としてはマリカ・ブリジットアフターが目玉だと感じた。これはサブストーリーではなくて、本編終了後のおまけのアフターストーリーであるが、実質Whiteのエピローグの印象が強い。そこで描かれるのは不死者であるマリカと主人公との別れ、そしてそれを見つめる長命人ブリジットの物語りである。「いつか来る別れ」というのがWhite本編では一つのテーマだったように思えるが、結局エンディングではその別れは明示されなかった。それを最後までしっかり描き切ったこのマリカ・ブリジットアフターはエピローグというに相応しい。エピローグから全体を眺めてみると、「無垢」というものを単なる天然ボケや属性ではなく、周囲の環境や死生観と織り交ぜて独特なやり方で描いた意欲作だったと思う。ただ、構成や広報などの過程や手段が不安定だった為にそれが埋もれてしまうという… やはり残念だった。

                                                  

                                                  

・どうでもいいけど特別なもの

 サナララは、何てことの無いアイテムやキーワードの使い方が秀逸だった。「プリンス床ホテル」「シャンプー」「ファンシー時計の二時」「焼きそばパン」「髪飾り」「固結びの靴紐」「雨の日」「バンダナ」「レインコート」「yy」そして「サナララ」… 列挙してみると全く訳の分からないアイテムや言葉ばかりだけど、話の中では非常に重要な役割を演じる。はじめ物語が始まった時には第三者視点でこれらが限りなくどうでもいいか訳の分からないものに見えていたのに、いつの間にかそれらが凄く特別な意味を持ってくるから不思議だ。特にタイトルである「サナララ」は、初めて聞いた時サナダムシ的な寄生虫の一種かと思ったものだが、本当の意味が明らかになるシーンではその疑問が胸の内にストンと収まると同時にとても心が温まった。サナララのハイライトである。

 サナララはキャッチコピーにあるようにちょっと不思議な物語りだった。超常的な奇跡は一応あるけど、それは人を破滅させるものではない、あくまで「おまじない」程度のちょっとした奇跡である。他人とってはそこまで重要でないようなそんなどうでもいい奇跡もある。でも、その何気ない切っ掛けで自分やそれを取り巻く関係が変わったりすることもある。何てことの無いアイテムやキーワード織り交ぜたストーリーはちょっとした日常の変化を説得力持って表現してるように思う。案外、人の人生はふとした言葉やアイテムで変わってしまうものなのだろう、ちょっとしたことだから普段は忘れてしまっているとしても。プレイし終えてそんな風に何故だか懐かしく思えた。それで、明日も頑張ろうという気も少しは起きてくる。主題歌の「サナララ~花咲く月曜日~」の如く、サナララをプレイしたことが「おまじない」となって憂鬱な月曜日を元気よく乗り切れれば素晴らしいことだと思った。

                                                  

エロゲーの徹夜明けでやっぱり月曜は辛いけどね!

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