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2013/04/15

恋踏~コイブミ~ レビュー

 -そこで勃ってなさい。

 

 2012年8月にエムサイズより発売された『恋踏~コイブミ~』をクリア。以下に雑感を記す。

 こちらのサークルはMシチュゲームを専門に出されているだけあって、非常に完成度の高いマゾゲーだという印象。攻略ヒロイン(むしろこちらが攻略されるほうであるが)は二人。挿入行為は一度もなく、ヒロインの肌の露出も極めて少ないという徹底された作り込みは正にマゾゲーといったところ。クリアまでの時間は5~6時間程度で気軽にプレイできる。お値段以上の質が凝縮された一本。

 ヒロインは従姉の早智子()と後輩の野枝()の両名。双方のキャラクター性が綺麗にシンメトリーになっているのが、とても良い。前者は天性の絶対君主の女神、後者は弱者という立場から一転支配する悦びに目覚めていく復讐の女神。この二人のキャラ紹介を見た途端買いだと思ってポチッてしまった。個人的には、後者のキャラクターやシチュが大好きです。

 ただし、シナリオの比重が早智子(様)に傾き過ぎているように感じられたのが残念であった。野枝(様)シナリオは展開が駆け足で、ヒロインが徐々に変貌してゆき最期には牙を突き立てられ喰われる…といったようなカタルシスに欠けていたように思う。弱々な後輩ヒロインが改造されて支配者になっていくその過程と支配が頂点を迎える瞬間こそが至高だというのに…。尤も、己の欲望を投射し過ぎと言われれば正論過ぎて全裸になって仰向けに横たわる他はない…

 一方、早智子(様)の方は、タイトルの通り恋を足蹴にして欲望と愛を目指すという一本筋の通ったシナリオであった。支配者による天性の自覚、被支配者による隷属の自覚、そこから生まれる愛、嗚呼素晴らしい。一貫した射精管理を通じてそのような自覚が丁寧に描かれている。また、CGの早智子(様)の決して底を見せぬ表情にはゾクゾクしてしまった。早智子(様)に限らず、お二方の平らでのっぺりとした表情、どこか焦点の定まらないような目は、どこか神秘的なものを感じさせて、支配者としての絶対性を高めているように思われる。これは崇拝である。

 

 このように手軽に奴隷になりたい人は買いかと思われる。恋を踏みつけ、踏まれてみたい一本であった。

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